米FRB10年半ぶり利下げ↓そもそも利下げってなんなの?

米FRB10年半ぶり利下げ↓そもそも利下げってなんなの?

FRBは日本時間8/1のAM3時に政策金利を0.25%引き下げることを発表。2008年12月以来10年半ぶりの利下げとなる。この利下げは、日本を含む世界各国の金融政策や市場に大きな影響を与えるであろう。

なんかオオゴトな感じがしますか?

そもそも利下げってなんなの?下がったからって何?

FRBって何?誰?

ここでは、今回のこのアメリカの利下げを噛み砕いて説明をしていきたいと思います。

利下げとは何?

政策金利を引き下げることを利下げと言います。その逆は利上げです。

政策金利とは、わたしたちが普段利用している一般の銀行が中央銀行からお金を借りる時の金利です。

中央銀行が政策金利を上げたり下げたりするのです。

中央銀行は、日本で言うと日本銀行のこと。銀行の銀行と呼ばれ、銀行の中心となります。

アメリカではこの中央銀行の制度を担うのがFRB(連邦準備理事会)です。

Federal Reserve Boardの略称

今回もこのFRBによって政策金利の引き下げが決定しました。

利下げをしたらどうなるの?

利下げをするということは、その国の景気を良くしたいから、物価を上げたいからなどの理由があるからです。

政策金利を引き下げると、一般銀行は中央銀行からお金を借りやすくなります。

一般銀行が低い金利でお金を借りるということは、わたしたち個人・企業なども銀行からお金を低い金利で借りることができるということ。

身近な例でいうと、住宅ローン。長年に渡って返済していくことになる住宅ローンの金利は低ければ低いほど助かりますよね。なんなら、金利が低いうちに住宅ローンを利用しよう!ということにもなります。

それと同じで企業も金利が低いうちに設備投資や新規事業へ参入しよう!となれば、そのための労働力が必要になり雇用が増え、消費も増え…と世の中にお金が回ります。

社会にお金が回ると、お買い物などの消費が増えていき物価が上がっていきます。

このように利下げには景気回復・物価上昇などの効果があります。

利下げ後は通貨は安くなり株高となる

利下げによってその国の通貨は安くなる傾向があります。

なぜなら、金利が低い通貨を持つよりも金利が高い通貨の方が同じ期間保有するなら「金利」がつくから。

FX取引ならさらに、スワップポイントをとることができないので売られやすくなります。

そして、利下げにより企業のビジネスが盛んになり、企業業績がUPする期待が高まることで株価も上昇する傾向にあります。


このように、利下げ後はその国の通貨は安くなり株価は高くなります。

利下げしたからといって必ず景気回復とならないのはなぜ?

利下げを行うことで絶対に景気が良くなるのであればいいのですが…

経済は様々なものが絡み合っています。

貿易やその他の経済指標、他国の状況等に応じて期待通りの動きをしないことも多々あります。

日本よりもアメリカの方が大きく利下げを行えば、円よりも米ドルの方が売られやすくなる、というように、世界経済は単純ではないのです。

利下げは突然発表されるの?

利下げはある日突然発表されるわけではありません。

わが国日本では年8回。今回発表されたアメリカも年8回です。

事前にスケジュールが決まっており、各国の要人が発表前に政策金利に対しての考えをやんわりと発言したりもします。

「金利引き下げはそう遠くはないだろう」などと、え?次?それともその次の次?なんてみんな予想をします。

外国為替市場も、その国の経済指標で景気の状況を読み取ったり、要人の発言から予想をして利下げが濃厚だと考えられると政策金利発表前から通貨がズルズルと売られていったりします。

このように、利下げはある日突然のサプライズ!ということはあまりありません。

もちろん、予想に反して利下げや利上げを行うこともありますが…

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