米中貿易摩擦が激化…円高進行・株続落ってどうして?

「米中貿易摩擦」「米中貿易戦争」とよく耳にすると思います。

もし子ども達に聞かれたら「アメリカと中国がケンカしてるねん…」と答えるとわかりやすいでしょう。

どうしてアメリカと中国はケンカしたの?

どうして日本まで困ったコトになっているの?

ここでは、米中のケンカの理由日本も影響を受けている理由を説明していきます。

米中貿易摩擦はどうして起こったのか?(ケンカの理由)

アメリカは中国から安価で多くのものを輸入しています。(アメリカだけではありませんが)

それらを中国から輸入せずに、アメリカ国内で製造して流通すれば、工場が稼働して雇用が増えてアメリカの経済が潤うかもしれません。

でも、製品自体に問題がなければ安い方が良いですよね?

こんな風に中国から安価なものをたくさん輸入することで、アメリカの雇用が減ったり、貿易が赤字になっている…アメリカは慢性的な貿易赤字が問題となっていました。

この貿易赤字が懸念されていた中でトランプ氏が大統領に就任。

そこから一気に貿易赤字に対する動きが始まりました。

2018年3月→中国から安価に大量に輸出されていた鉄鋼とアルミをメインに関税をかけました。

トランプ大統領としては、

米国「そんなにいっぱい輸出してくるんやったら関税かけるからな」

中国「えー!ごめんー!そしたら、輸出減らすし、アメリカからもモノをたくさん輸入するよ」

ってなればいいな❤と思っていたのに、実際は

中国「は?そしたらアメリカから買ってる牛肉とかにうちも関税かけるからな」

って怒っちゃったんですね…

売り言葉に買い言葉というのでしょうか…


そしたら

米国「じゃぁ中国からの輸入品のほぼ半分に関税をかけてやるからな!」

中国「おうおう。そしたらアメリカからの輸入品の70%位に関税をかけてやるからな!」

とオークションのように数字が競り上がっていったのです…

アメリカは中国が怖い?!


そもそも世界NO.1のアメリカはどうしてそんなに中国にキツくあたるのでしょう?

貿易赤字を解消したいアメリカがここまで執拗に中国に関税をかけても問題は解決どころか泥沼化する一方です。

最初に関税をかけた品目は、一般消費者に直接購入することのない、原材料や部品などでした。ところが、問題が解決しないために今では一般消費者にも影響のあるものにも関税がかけられています。

アメリカは消費が減ることで景気後退のリスクが出てくるし、中国も輸出が減ることで景気後退のリスクが出てくるので、両国にとってこのケンカ(貿易摩擦)が続くのは困ります。

それでもアメリカが一歩も譲らないのは、中国が怖いから!と言われています。

皆さんご存知の通り、中国は急成長を遂げている国です。

中国は「中国製造2025」というものを掲げていて、ハイテク分野で覇権をとろうとしています

アメリカも同様、ハイテク分野に力を注いでいるのですが、中国に負けるのでは…と不安いっぱいなのです。

追いかけられるのって怖いですよね…

そんなアメリカの危機感が表れているのが関税の品目です。多くの品目に関税をかけていますが、ハイテク分野に関連するものへの関税がたくさん含まれているのです。

アメリカは中国がものすごい勢いで追いかけてくるので怖いのです。

大敵なのです。

だから、この米中貿易摩擦も「ごめんなさい。言い過ぎたかも…」「ううん。こっちこそごめんね」なんて簡単に仲直りすることができずズルズルと長期戦になっているのですね…💧

円高・株安で日本まで影響を受けてるのはどうして?

日本の主な輸出先はどこかご存知ですか?

1位 中国

2位 アメリカ

3位 韓国

です。(2018年度現在)


このように、日本は今まさにケンカ中の中国とアメリカをメインに輸出しているので、この2つの国が景気停滞となると輸出が減ってしまい困ります。

日本が中国へ部品などを輸出する→中国が工場でそれらを使用して製造してアメリカへ輸出する→アメリカで消費者が購入してくれる

というようなサイクルが今崩れてしまっているのです。

実際に、日本の電子部品工場などは輸出が減少したために休業となっているところもあります。

このような理由から輸出関連株などは売られ、その他鉄鋼などの素材関連株も売られ株価は下落しています。

ではどうして円高=円の価値が高くなる=円が買われる のか?

外国為替市場では、世界経済が停滞あるいは後退するかもしれないという危機を感じた時には比較的安全な資産とされている日本円が買われやすくなります。(リスクオフ)


今回も、世界大国であるアメリカと中国の貿易摩擦が悪化する懸念があることから、資産の減少を回避するために(リスク回避)、安全資産の円が買われているため円高となっているのです。


このように、米中貿易摩擦というものは、当事国だけではなく世界全体に大きな影響を与える大事件です。

そのため、世界中が米中の動きに大注目をしていますし、その動きや発言に揺れています。

世界は手を取り合い、北朝鮮の核問題に取り組んだり、世界平和のために世界主要国で協力をしています。

この貿易摩擦により「そんなん言ってくるんやったら、もう米国と北朝鮮が話し合う時、中国は協力せーへんからな」などと、どんどん飛び火してしまう可能性もあります。

早期解決を願うところですが、一筋縄ではいかない複雑な事情があるので今後も米中の動きには注意が必要です。

FXだけではなく株や投資信託などあらゆる運用商品にも関係してくるコトなので、米中貿易摩擦は必ずチェックしておいてくださいね!




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