為替レートはどうして上がったり下がったりしているの?
そもそもどうしてこんなに為替レートは動くのでしょうか。レート
FXトレーダーだけでなく、金融機関など多くの人が外国通貨の取引をしています。経済指標、金利変動、政治などの動きを参考に、「もうこの通貨は売っておいた方がいいな」「金利が上がるはずだからあの国の通貨を買っておこう」など判断をして通貨を売買します。
外国為替市場に参加している人々は、世界各国の経済・政治などの指標等を元に心が動かされているのです。投資家の心を動かす世界の動きとは一体なんなのか?
ざっくりと大きく分けるとこのようになります。

経済的要因
景気が良い国の通貨は買われやすくなります。
たとえば日本の景気が良いとされる経済指標が発表されました。
日本の景気は上向きだ!株価も上がるだろう!金利も上がるかも!円を買おう!
となるので円の価値が他国通貨比で高くなります。
このように、各国の経済指標からその国の景気動向を知ることができるので経済指標発表前後は為替が大きく動きます。
経済指標は前もって発表される日が決まっているので、売買をする前にこの先どのような経済指標が発表されるのか、チェックしておきましょう。
各FX会社から毎日配信されるニュースや経済指標発表一覧等で確認することもできます。
政治的要因
そもそも政治とは国民が選んだ代表者たちに、その国で安全に平和に暮らせるようにあらゆる事を話し合い決めてもらうこと。
だからその政治が混乱しているような国は、今後安定するのか、悪化していく一方なのかがわからないので不安です。そんな不安な国の通貨を持っていたら価値が下がる一方なので早く売って違う国の通貨を買おう!となります。
地政学的要因
要人とは政治的・社会的に重要な位置にいる人のこと。アメリカのトランプ大統領の発言は非常に多く、中国との貿易問題で話が進んでいる、進んでいないという発言の度に為替が上下しています。
このような要人発言のほか、テロや戦争が起こっている国は情勢が不安なので通貨はすぐに売られてしまいますし、為替介入といって外国為替相場に影響を与えるために通貨を売買して操作する際にも大きく為替が変動します。
この他にも多くの要因で為替は変動していますので、ニュース等はチェックして売買に入りましょう。